2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

辻惟雄のコラム

今日の朝日新聞夕刊に、美術史家・辻惟雄の「本の始末」というコラムが載っていた。 大変な読書家のS君が、以前、私にこんなことをいった。 「家に電話して、なかなか出てこなくても、留守だと思って切ってくれるなよ。本が邪魔して電話口に出るまで時間がか…

最悪の目覚め

ある朝、どーかくがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で本に埋もれているのを発見した。彼は疲れきって強ばる背を下にして、仰向けに横たわっていた。頭を少し持ち上げると、首周りに崩れ落ちた本が見える。両肩の上にも本はのしかかって…

ノベライズは苦手

『サマーウォーズ』のノベライズが全然読み進まない。体調不良とかパソコン買ったばかりとか、読書に集中できない言い訳は色々あるんだけど、それ以上に「ノベライズだから」という側面が大きいようだ。 映画やドラマを見て気に入ると、ノベライズに手を出し…

本の購入をAmazon中心にして約1カ月

感じたことをちょいとまとめてみる。 移動が楽になった。重量の問題もそうだが、店頭で綺麗な本を選んで綺麗なまま家に持って帰るというプレッシャーから解放されたのも大きい。 段ボールのゴミが増えた。Amazonの段ボールは再利用するほどの大きさではない…

活動休止が惜しまれます

『ayaka's History 2006-2009 -DVD付-』

「綱渡り状況を楽しんでるな」と言われた

校了前に大型連休が入ったせいで、かなりバタバタしている。多忙と睡眠不足が相まって、テンションが高くなっているようだ。 『自由の壁』(鈴木貞美) 『〈共和国〉はグローバル化を超えられるか』(ジャン=ピエール・シュヴェヌマン、樋口陽一、三浦信孝)

宝島社の女性誌

今朝の新聞に、見開きで広告が掲載されていた。 左側が安野モヨコのイラスト、右側が「女性だけ、新しい種へ。」というタイトルのコピー。 冒頭のコピーは、今まで読んできた雑誌研究本(『それでも雑誌は不滅です!−愛と怒りのマガジン時評100』『創刊の社会…

庄野潤三死去

88歳だったそうで。 『名作の書き出し―漱石から春樹まで』(石原千秋) 『関係する女、所有する男』(斎藤環)

蜷川幸雄『蛇にピアス』

蛇にピアス [DVD]出版社/メーカー: ポイントブレイクエンターテインメント発売日: 2009/01/23メディア: DVD購入: 12人 クリック: 331回この商品を含むブログ (95件) を見る

今日はH.G.ウェルズの誕生日だそうで

google先生に教えてもらいました。 H.G.ウェルズとジュール・ヴェルヌが私の中でごっちゃになるので、少しまとめてみましょう。 H.G.ウェルズ 1866年生まれのイギリス人。SFの父。 代表作は『タイム・マシン』『モロー博士の島』『透明人間』『宇宙戦争』『…

いやー、美少女って本当にいいものですね

水野晴郎の真似をしてみた。 『サイゾー 2009年10月号 特集:いま美少女が面白い理由』

ネットブックを買った

2008年8月17日に自宅のVAIOを壊して以来、会社のパソコンと携帯電話を駆使してネット生活をエンジョイしておりましたが、この度やっとパソコンを購入しました。 1年間迷った挙句、パソコンを置く場所の確保が困難である点や(部屋の大部分は書籍がうず高く積…

ドリアン助川の影響

ドリアンが『なやむ前のどんぶり君』の中で「歩け歩け」言うものだから、「よし、これから近場は歩こう」と決心しちゃったよ。昨日から実践してるんだけど、「へぇ、ここにこんなものがあったのか」と発見が多く、ドリアンの思う壺です。まあ、経費節約+運…

今日だけ早川さん

アーサー・C・クラーク、スタニスワフ・レム、コードウェイナー・スミス、コーマック・マッカーシー…ハヤカワ文庫が魅力的過ぎる。帯を見ると、ハヤカワ文庫の100冊フェアに連動した新刊らしい。 『都市と星[新訳版]』(アーサー・C・クラーク) 『泰平ヨ…

「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」を見てきた

『女犯−聖の性』(石田瑞麿) 『子どもたちに語るヨーロッパ史』(ジャック・ル・ゴフ) 『堀辰雄−ちくま日本文学039』(堀辰雄) 『詩めくり』(谷川俊太郎) 『夏目漱石を読む』(吉本隆明)

明川哲也『なやむ前のどんぶり君−世界は最初から君に与えられている』

なやむ前のどんぶり君―世界は最初から君に与えられている (ちくまプリマー新書)作者: 明川哲也出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (6件) を見る

創刊3周年を迎えた光文社古典新訳文庫

『グランド・ブルテーシュ奇譚』(バルザック) 『グレート・ギャッツビー』(フィッツジェラルド) 『種の起源 上』(ダーウィン) 『闇の奥』(コンラッド) 『歎異抄』(唯円、親鸞) いつか買おうと思っていた『グレート・ギャッツビー』『闇の奥』が出…

「9.11 最後の真実 アメリカ同時多発テロ」

TV

2006年にアメリカで放送された、同時多発テロの再現ドラマ。主演のハーヴェイ・カイテルが、FBIのテロ対策責任者オニールを演じている。 1993年のワールドトレードセンター爆破事件以来、FBIやCIAはアルカイダとの戦いを繰り広げていた。捜査の過程で得た情…

夏希先輩とこいこいしたくて

花札のルール覚えちゃった、てへ。 『サマーウォーズ』(岩井恭平著、細田守原作) 文庫の解説で大森望が、「いやもう圧倒的にすばらしい」と映画を褒めてるよ。 毎週見終わるたびに「今日のエピソードは重かった…」と溜息をつく「ER 緊急救命室」第12シーズ…

勝間和代責任編集ですと

気が付けば毎月買っているクーリエ・ジャポン。10月号のアフリカ特集は「勝間和代責任編集」だそうで。 『COURRiER Japon 2009年10月号 特集:いま、なぜ「アフリカ」なのか』

吉田修一『キャンセルされた街の案内』

キャンセルされた街の案内作者: 吉田修一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/08/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (25件) を見る

サマーウォーズ見てきた

サイバーパンク大好きっ子の私としては、非常に満足しました。ヴァーチャル空間の描写を見ただけで、ニヤニヤが止まりませんでしたよ。ニヤニヤ。 好きなシーンは、親族を襲った悲劇の後のシーン。夏空をバックに縁側で佇む人々を、右から左へカメラをパンし…

小松左京賞休止

角川春樹事務所のHPによると「この度の第10回をもちまして、一区切りとさせて頂き、来年からの募集をしばらく休止させて頂きます。」とのこと。 第10回小松左京賞…該当作なし 第19回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(選考委員は島田雅彦)…平野啓一郎「ドーン」 第17…

文芸誌メモ〜2009年10月号

新潮 三島賞受賞第一作「逆に14歳」(前田司郎) 新潮新人賞受賞第一作「地上で最も巨大な死骸」(飯塚朝美) 「流跡」(朝吹真理子) 「嘔吐」(中村文則) 「裏切りの耳、紙の肉体」(金井美恵子) アジアに浸る Soaked in Asia [第八回 韓国] 「親切な…

Amazonの利用頻度が増えつつある

近未来の収入をあてにする、という手法です。 『ヘヴン』(川上未映子) 『怠惰への賛歌』(バートランド・ラッセル)

胃腸超絶不調

漢文みたいだな。 とにかく、胃がムカムカして集中できない。吉田修一の新作を楽しく読めない。食道を通過した食い物が、消化ではなく腐敗しているのではないか、と勘繰りたくなる。 『ドリーマーズ』(柴崎友香) 『誤読日記』(斎藤美奈子) 『感情教育 上…

民主党政権誕生ということで

『新版 民主党の研究』(塩田潮) 『民主の敵―政権交代に大義あり』(野田佳彦) 『政権交代論』(山口二郎)

『果実』

「檸檬」で始まり「蜜柑」で終わるアンソロジー。それぞれの感想を手短に一言ずつ。 梶井基次郎「檸檬」…何か物足りない。 宮本百合子「杏の若葉」…果実が物語において決定的な役割を果たしていると言えず、このアンソロジーに収録されていることが不可解。 …

体調が悪いので、1日だけ禁煙しようと思ったが

2時間半しか保たなかった… 『現代日本の転機−「自由」と「安定」のジレンマ』(高須基彰) 『ローマ喜劇−知られざる笑いの源泉』(小林標)

久々に沢山買った

校了したし、給料入ったし、と気持ちに余裕が生まれたので。 『ゾティーク幻妖怪異譚』(クラーク・アシュトン・スミス) 『少年になり、本を買うのだ−桜庭一樹読書日記』(桜庭一樹) 『町田康全歌詩集 1977〜』(町田康) 『此処彼処』(川上弘美) 『太宰…