2005-01-01から1年間の記事一覧

ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧 新版』

夜と霧 新版作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2002/11/06メディア: 単行本購入: 48人 クリック: 398回この商品を含むブログ (369件) を見る

司馬遼太郎『「明治」という国家』

私は「良太郎」というファーストネームを持っているのだが、この名前は司馬遼太郎に由来している。なぜ「遼太郎」ではなく「良太郎」になったかと言えば、司馬遼太郎ファンの親父曰く「「遼」は名前に使っちゃいけない漢字だった」からだそうな。しかし「遼…

現代思想とユリイカ

『現代思想 2005年12月号 特集:1990年代論―規律から管理へ』 『現代思想 2005年11月号 特集:マルチチュード』 『ユリイカ 2005年12月号 特集:野坂昭如―いまこそNOSAKAだ!』 『ユリイカ 2005年10月号 特集:攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』

お前の顔が危ない

とカズファンに言われたから衝動買い。 『波状言論S改―社会学・メタゲーム・自由』 『三島由紀夫―没後35年・生誕80年』 『2006本格ミステリ・ベスト10』

国立があまりにも寒かったから

バイト帰りに衝動買い。 『下流社会 新たな階層集団の出現』(三浦展)

「特集 吉田修一」

『文藝 2005年冬号』の「特集 吉田修一」を読んだ。第42回文藝賞受賞作や連載、短編などは後回し。文藝 2005年 11月号出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/10/07メディア: 雑誌 クリック: 5回この商品を含むブログ (32件) を見る

形見分け

先日亡くなった親戚の遺品を整理してきた。形見分けとして、トランク一杯に本を詰め込んで持って帰ってきた。 『死について』(スタッズ・ターケル) 『高松宮日記 第二巻』 『千の風になって』(新井満) 『夜のミッキーマウス』(谷川俊太郎) 『倚りかか…

書評リング

web

近ごろ書評をサボり気味なので、「書評リング」に参加してみました。極端な性格だから、長々と書くか全く書かないかになってしまうね。まあ、少しずつ書いていきましょうか。

「クライマーズ・ハイ 前編」

横山秀夫原作のNHKドラマ。一言で言えば葛藤する新聞記者の話。友人の記者の顔が何度も脳裏に浮かんだわ。 あと、原作が欲しくなった。

墓参のついでに

『エロティシズム』(ジョルジュ・バタイユ) 『敗戦後論』(加藤典洋) 『恋愛の不可能性について』(大澤真幸) 『このミステリーがすごい! 2006年版』

吉田修一『春、バーニーズで』

春、バーニーズで作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/11/20メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (77件) を見る

吉田修一『ランドマーク』

ランドマーク作者: 吉田修一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/07/16メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (73件) を見る

やっと文庫化

新刊で 『二匹』(鹿島田真希) 古本で 『大正天皇』(原武史) 会社で 『ありのすさび』(佐藤正午) 『象を洗う』(佐藤正午)

今年最後の文芸誌メモ

『群像』…笙野頼子「だいにっほん、おんたこめいわく史」、舞城王太郎「SPEEDBOY!」、町田康「宿屋めぐり」、桐野夏生「タマス君」、清岡卓行「断片と線」、玄月「人生の決まり方」、赤染晶子「花嫁おこし」、新年特別エッセイ(阿川弘之、黒井千次、竹西寛…

『風味絶佳』はなかったが

夕刊を見ながら親父に「『風味絶佳』って持ってた?」と聞いてみた。親父は「確かここら辺にあったはず」と言って本の山をガサゴソしだした。結局『風味絶佳』は見つからなかったが、以下の4点をもらった。 『黒い花びら』(村松友視) 『美女と野球』(リリ…

「回顧2005 文芸」

本日の朝日新聞夕刊に掲載されていた。「私の3点」は以下の通り。 秋山駿…加賀乙彦『雲の都<第二部>時計台』、村上龍『半島を出よ』、宮内勝典『焼身』 北上次郎…池上永一『シャングリ・ラ』、山本幸久『凸凹デイズ』、今野敏『隠蔽捜査』 鴻巣友季子…町田…

吉田修一『長崎乱楽坂』

長崎乱楽坂作者: 吉田修一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/05/25メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (36件) を見る

吉田修一『日曜日たち』

日曜日たち作者: 吉田修一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/08/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (57件) を見る

ガルマ散ったね

親父から 『古道具 中野商店』(川上弘美) 『音の静寂 静寂の音』(高橋悠治)

橋本治『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』

「三島由紀夫」とはなにものだったのか (新潮文庫)作者: 橋本治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/10/28メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 23回この商品を含むブログ (75件) を見る

中田秀夫『仄暗い水の底から』

ホラーにとって最も重要なポイントは「怖いか怖くないか」だと思う。はっきり言えば、この映画を観ていて全く恐怖を感じなかった。見せ場が少なかったし、何よりも先の展開が容易に予測できた。ホラー好きの妹の影響で多くの日本製ホラー映画を観てきたが、…

「ピーター・ジェニングスからのメッセージ 前編」

NHK衛星第一で放送していたドキュメンタリー。ピーター・ジェニングスはABC*1のニュースキャスターで、今年の8月に亡くなった。 *1:アメリカ3大ネットワークの一つ。残りの二つはNBCとCBS。

中条省平編『三島由紀夫が死んだ日』

三島由紀夫が自決したのは35年前の今日。三島由紀夫が死んだ日 あの日何が終わり 何が始まったのか作者: 中条省平出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2005/04/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る

吉田修一『熱帯魚』

熱帯魚 (文春文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/06/10メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (72件) を見るアップルのiMac G5欲しい!

吉田修一『最後の息子』

最後の息子 (文春文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/08/02メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 45回この商品を含むブログ (133件) を見る

吉田修一『7月24日通り』

7月24日通り作者: 吉田修一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/12/21メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (96件) を見る

パトリシア・スタインホフ『死へのイデオロギー―日本赤軍派』

本書はアメリカの社会学者でありジャパノロジストであるパトリシア・スタインホフが、社会学の視点から連合赤軍粛清事件を分析したもの。彼女はかつて戦前の日本社会の思想的・政治的「転向」をテーマに博士論文を書いており、当初の目的では戦後の転向問題…

大塚英志『「彼女たち」の連合赤軍―サブカルチャーと戦後民主主義』

永田洋子が東京拘置所で書いたイラストは「乙女チック」なものであった。その絵から著者である大塚英志氏は、連合赤軍事件を新左翼的・政治的・思想的な言葉ではなく、もっと別の文脈に置いてみることを思いついた。その別の文脈とは、サブカルチャーや大衆…

ジョン・ファウルズ死去

小説家、ジョン・ファウルズさんが死去 「フランス軍中尉の女」、「魔術師」などの作品で知られる英国の小説家、ジョン・ファウルズさんが亡くなったことが分かった。79歳だった。 ウィリアム・ワイラー監督の『コレクター』の原作者だそうで。

『赤軍―1969→2001』

本書は河出の文藝別冊シリーズの一冊で、重信房子逮捕から2ヵ月後の2001年1月に出版されたもの。2年ほど前に、河出書房新社から直接取り寄せたんだっけか。それだけ赤軍には関心を寄せていたのである。彼らを支持しているとかではなく、純粋に興味があった。…