宝島社の女性誌

今朝の新聞に、見開きで広告が掲載されていた。
左側が安野モヨコのイラスト、右側が「女性だけ、新しい種へ。」というタイトルのコピー。

冒頭のコピーは、今まで読んできた雑誌研究本(『それでも雑誌は不滅です!−愛と怒りのマガジン時評100』『創刊の社会史』『「かわいい」の帝国−モードとメディアと女の子たち』)に書かれていた通り、「宝島の女性誌は男の視線を気にしない」というスタンスの確認。

この国の女性たち。別の言い方で「女の子」、あるいは「女子」、あるいは「ガールズ」。
彼女たちのファッションは、もう男性を意識しない。
彼女たちは、もう男性を見ない。もう、自分を含めた女性しか見ない。

後半がすごい。

このままいくと、女性と男性は、どんどん別の「種」に分かれていくのではないか。
いつか、女性は男性など必要とせずに、自分たちの子孫を増やしはじめるのではないか。

雑誌がどんどん休廃刊していく中、チャレンジし続ける姿勢がコピーに託されているよね。宝島の女性誌を読んでるわけじゃないから、具体的なことは言えないけど。


横道世之介生と死の接点―“心理療法”コレクション〈3〉 (岩波現代文庫)北欧神話と伝説 (講談社学術文庫)Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 9/30号 [雑誌]
横道世之介』(吉田修一)
『生と死の接点―〈心理療法〉コレクション3』(河合隼雄)
北欧神話と伝説』(ヴィルヘルム・グレンベック)
ニューズウィーク日本版 2009年 9月30日号 特集:鳩山の挑戦』