『機動戦士Zガンダム』第27話〜第34話

遂に3日で34話鑑賞しました。MXテレビは今週金曜日に第34話を放送するはずだから、現時点で私が1話分リードしてますね。これからはMXテレビの放送で見ることにします。お金に余裕ないですから。以下、あらすじ。
地球での会議に出席したクワトロ大尉が、アーガマに帰還する。エゥーゴは、シロッコが艦長を務めるジュピトリスにレコア・ロンドを送り込む。レコアは以前ジャブローに潜入して捕まり、「辱め」を受けた。そのジャブローでの屈辱を少しでも晴らしたくて、危険な任務に自ら志願したのである。ジュピトリスでシロッコに会ったレコアは、心に何か引っかかりを覚えて帰ってくる。
ティターンズは、サイド2に毒ガスを注入する作戦に出たのだが、エゥーゴに阻まれる。
シロッコは、フォン・ブラウン市に爆弾を仕掛けるようサラに命じる。フォン・ブラウン市に停泊中のアーガマを、街ごと爆破する作戦である。しかし偶然カミーユと再会したサラは、爆弾を設置した事実を話してしまい、間一髪のところでアーガマは脱出に成功する。
エゥーゴティターンズ両陣営は、地球圏に接近してきた「アクシズ」と手を組もうとする。アクシズはジオンの残存勢力で、摂政ハマーン・カーンミネバ・ザビを王女に立ててザビ家再興を目論んでいた。アーガマのクルーはアクシズの戦艦グワダンに乗り込むが、クワトロ(=シャア)が冷静さを失い交渉は決裂してしまう。逆にシロッコはミネバに跪き、ティターンズアクシズの同盟が成立する。
ジュピトリスから戻って以降、レコアはシロッコのことが頭から離れなかった。戦闘中、メタスに乗ったレコアはハンブラビに引き寄せられていく。そしてヤザンに連れて行かれるのだった。
人物相関図を書いたらグチャグチャになりそうだな。でも、その複雑さがいい。主要キャラクターが、一概に定義できない微妙な感情を幾つも抱えている。例えばカミーユ。ファ、レコア、エマ、フォウ、サラのそれぞれに対する気持ちは質の異なるものである。こういうのって、実は凄くリアルなんじゃない?やけに前線に女性が目立つと思ったんだが、こうしてキャラクターの気持ちを動揺させて悩ませた方が面白いからね。

機動戦士Zガンダム 8 [DVD]

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機動戦士Zガンダム 9 [DVD]

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『暗黙知の次元』マイケル・ポランニー

『暗黙知の次元』マイケル・ポランニー
今回はマイケル・ポランニーの『暗黙知の次元』。文庫本だから買いやすいな。以下、引用・要約。

発見への手続きには予想のつかなかったことや検証しにくいことが交じっていることも少なくない。マイケル・ポランニーはそれを「暗黙知」(tacit knowledge あるいは tacit knowing)と名付けた。

職人的な技能を「暗黙知」と呼ぶことがあるが、それは誤解であると松岡氏は言う。
ポランニーは「発見とは何か」を研究した。それは「知ること」(知識)と「在ること」(存在)の間にどんな繋がりが作用しているのかを研究することである。彼はここに「ダイナモ・オブジェクティブ・カップリング」の作用を見る。例示が省略されているので、これについてはよく分かりません。

発見は対象知(knowing what)によっておこるのではなく、方法知(knowing how)によっておこるにちがいないと踏んだのだ。もっというのなら、ある個人の知識の総体のなかでその知を新たな更新に導くものは、その知識にひそむ方法知ではないかということなのである。

ううむ。全体を通して何となく分かったんだけど、ガシっと掴めないなぁ…悔しい。この本を買ってこよう。

所得格差の拡大

所得格差 若年ほど拡大傾向 フリーター増加が要因

若年層ほど所得格差の広がるスピードが速くなっていることが内閣府経済社会総合研究所の分析結果で分かった。若者を中心としたフリーターの増加や、企業や業種間格差の広がりも所得格差の拡大を後押ししたとみられる。(産経新聞

他人事ではないのでね…
平成9年から14年までを対象にした調査で、最も所得格差の拡大幅が大きかったのは20〜24歳の若年層だったようです。原因としては、景気の低迷から企業が正社員の採用を抑え、非正規社員の雇用を増やしたことが挙げられています。20〜24歳の男性従業員に占めるフリーターの割合は、平成9年の7.6人に1人から、平成14年には3.8人に1人に増えてます。財界はフリーターを問題視しておきながら、安価な労働力に頼ってきたわけです。
分析した太田氏は、「所得格差が拡大した米国では、一九七〇年代半ばから、まず、若年層の格差が急拡大し、八〇年代にかけて全年齢層に広がった。日本も同様のことが起きているかもしれない」と話しています。

EU憲法、フランスが否決

EU憲法、フランス国民がノン

欧州連合(EU)憲法の是非をめぐって29日に行われたフランスの国民投票は即日開票の結果、賛成45%、反対55%の大差で憲法批准を否決した。
憲法の否決はEUで初めて。EU憲法は全加盟国が批准しないと発効しないため、憲法は見直しまたは破棄に追い込まれる可能性もある。(読売新聞)

欧州統合を引っ張ってきたフランスが憲法を否決したことで、統合の流れは停滞する模様です。国民投票が今後に実施されるオランダ、デンマーク、イギリスにも大きな影響を及ぼしそうです。
憲法云々ではなく、EUが拡大して中欧・東欧から安価な労働者が流入し、失業者が増えるのではと言う懸念が強かったのでしょう。
シラク大統領はラファラン首相を解任する意向を示しました。後任はドビルパン内相が有力だそうです。

住基ネットからの個人離脱を認める

住基ネットからの「個人離脱」認める…金沢地裁

住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)はプライバシー権を侵害し違憲だとして、石川県内に住む28人が国や県、住基ネットを管理する「地方自治情報センター」を相手取り、個人情報の住基ネットからの削除や損害賠償などを求めた訴訟の判決が30日、金沢地裁であった。
井戸謙一裁判長は「住基ネットからの離脱を求めている原告らに適用する限りにおいて、憲法13条(個人の尊重)に違反する」とし、石川県と同センターに対し、原告の個人情報の削除、行政機関等への情報提供差し止めを命じた。慰謝料請求については棄却した。(読売新聞)

憲法13条は以下の条文。

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

判決理由を補足しますと

  • 憲法13条が保障するプライバシー権には自己情報コントロール権が重要な一内容として含まれ、住基ネットがそれを侵害している
  • 住民が行政機関の前で丸裸の状態で、人格的自律が脅かされることは容易に推測できる
  • 住基ネットの行政事務の効率化自体は正当な行政目的であるが、プライバシーを犠牲にしてまで達成すべき必要性があるとは言えない

「自己情報コントロール権」というのは、個人情報をどのように扱うかを自分で決める権利のことです。つまり判決は、住基ネットはプライバシーを侵害しているので、自己情報コントロール権の観点から抜けたい者は抜けてもokと言ってるのですね。
この問題に関しては、『国家に隷従せず』(斎藤貴男)を読んでから長々と書きますね。昨年末に買ったのに、まだきちんと読んでなかったわ。タイトルが凄く好き。

健康に関する調査

健康に関する調査を3つ。まずは歯。
男性会社員は歯磨き意識が低い!?昼食後わずか12%

昼食後に歯磨きする男性サラリーマンはわずか12%で、女性(32%)に比べるとかなり低いことが、「ライオン」が行った調査でわかった。(読売新聞)

数字を整理しますと…
朝食後…男性59% 女性75%
昼食後…男性12% 女性32%
夕食後…男性27% 女性27%
就寝前…男性60% 女性78%
私も昼は磨かないなぁ…
驚いたのは、男性の9割が歯周病という国の調査結果。今回の調査で、自覚している人は4割だったそうです。また、69%が自分の口臭を自覚しているってさ。

続いて喫煙。
家計のたばこ代、20年で半減=働く女性はストレス?で増加−総務省

1世帯当たりの年間たばこ購入費が、この20年間で半減したことが、31日の世界禁煙デーを前に総務省が家計調査を基に初めて行った分析で分かった。(時事通信

まぁ、どこに行っても吸う場所が指定されているからね。愛煙家は肩身が狭いですな。私は金銭的な問題で、煙草をあまり吸ってません。6月からは禁煙するつもりです。
また、働き盛りの単身女性世帯では購入費が増加しているようです。私は全然構わないですよ、女性の喫煙。吸う姿がカッコよく見えたり、美しく見えたり、憂いを感じさせたりしませんか?
そういえば先に挙げた『国家に隷従せず』に、「禁煙ファシズムの狂気」という章があります。

ラストが減量。
<肥満調査>減量できないサラリーマンの実態浮き彫り

花王は30日、「現代サラリーマンの太りやすい生活行動」調査の結果を発表した。6割以上のサラリーマンが「早食い」「不規則な食事時間」といった食生活などから、自らの生活が「太りやすい」と分かっているにもかかわらず、生活習慣を変えられず、減量できない実態が浮き彫りになった。(毎日新聞

減量に挑戦したのは人は全体の43%で、そのうち57%が再び体重が増えたそうです。減量成功者に共通しているのは、日頃からのマメな運動。調査対象者すべてに万歩計を装着して調べた結果、減量成功者が1日1万49歩なのに対し、失敗者は8546歩。この1500歩の開きは1キロメートルに相当するらしい。

池田小事件の遺族が手記

付属池田小事件から4年、娘亡くした母が手記出版

大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)での児童殺傷事件で、2年生だった一人娘の花菜ちゃん(当時7歳)を亡くした母、塚本有紀さん(38)が、女性として、犯罪被害者遺族となった体験をまとめた手記「いつまでも花菜を抱きしめていたい」を31日、出版する。(読売新聞)

驚いたのが次の部分。

大きな転機となったのが、一昨年8月の判決公判。宅間元死刑囚は退廷を命じられた際、花菜ちゃんと夫が「血がつながっていない」と暴言を吐いた。

花菜ちゃんは塚本さんと前のご主人とのお子さんだったので、当然今の旦那さんと血の繋がりはないわけなんですが、問題は宅間元死刑囚がそれを知っていたことですよ。供述調書には遺族の個人情報も綴られていて、それが宅間元死刑囚の手に渡っていたらしいです。

二子山親方死去

<二子山親方>人気集めた元大関貴ノ花が死去、55歳

大関として人気を集め、引退後は史上初の兄弟同時横綱を育てた大相撲の二子山満(ふたごやま・みつる)親方=元大関貴ノ花、本名・花田満(はなだ・みつる)=が30日、口腔底(こうくうてい)がんのため東京都内の病院で死去した。55歳だった。(毎日新聞

55歳か。親父と同じ歳だ。
現役時代を見てないので、やはり「若貴の親方」というイメージが強いですね。