所得格差の拡大

所得格差 若年ほど拡大傾向 フリーター増加が要因

若年層ほど所得格差の広がるスピードが速くなっていることが内閣府経済社会総合研究所の分析結果で分かった。若者を中心としたフリーターの増加や、企業や業種間格差の広がりも所得格差の拡大を後押ししたとみられる。(産経新聞

他人事ではないのでね…
平成9年から14年までを対象にした調査で、最も所得格差の拡大幅が大きかったのは20〜24歳の若年層だったようです。原因としては、景気の低迷から企業が正社員の採用を抑え、非正規社員の雇用を増やしたことが挙げられています。20〜24歳の男性従業員に占めるフリーターの割合は、平成9年の7.6人に1人から、平成14年には3.8人に1人に増えてます。財界はフリーターを問題視しておきながら、安価な労働力に頼ってきたわけです。
分析した太田氏は、「所得格差が拡大した米国では、一九七〇年代半ばから、まず、若年層の格差が急拡大し、八〇年代にかけて全年齢層に広がった。日本も同様のことが起きているかもしれない」と話しています。