いい本ばかりだ

新刊で声と現象 (ちくま学芸文庫)六〇〇〇度の愛ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)現代思想2005年6月臨時増刊号 特集=ブックガイド日本の思想 『古事記』から丸山眞男まで
『声と現象』(ジャック・デリダ
『六〇〇〇度の愛』(鹿島田真希
現代思想 6月臨時増刊 ブックガイド日本の思想』
『ドキュメント 戦争広告代理店』(高木徹
『声と現象』が文庫になったのはかなりありがたい。『六〇〇〇度の愛』は三島由紀夫賞受賞作。『戦争広告代理店』は講談社ノンフィクション賞新潮ドキュメント賞を受賞したノンフィクション。『現代思想 6月臨時増刊 ブックガイド日本の思想』は、日本思想の古典が49冊紹介されていて、かなり役立ちそう。
本を買って帰ると、親が嫌そうな顔するんだよね。まったく何て親だよ。
今日のやりとり。
母:本にしか目が向かないの?生き物も相手にしなさい。
私:本も生き物だよ。お、こりゃ上手いこと言った。
母:呼吸してないでしょ。

「品川心中」

今日の『タイガー&ドラゴン』は、「品川心中」にリンクしたお話。
竜二(岡田准一)は落語をしたくてたまらなくなり、再び林屋亭に入門する。竜二が谷中家を訪れると、メグミ(伊東美咲)の元夫・保(菅原大吉)がいた。メグミは気晴らしにドライブに出かけるのだが、そのドライブにはある目的があった。一方、虎児(長瀬智也)はウルフ商会に「うちに来い」と誘われる。ヤクザから足を洗い噺家になることを望む虎児は、その誘いを断る。しかし、流星会がウルフ商会に襲われ、虎児と銀次郎(塚本高史)はウルフ商会に報復に行く。高座は小虎の代わりに小竜が上がる。
竜二は落語の世界に、虎児はヤクザの世界にそれぞれ戻ってきたわけですね。親分(笑福亭鶴瓶)も師匠(西田敏行)も虎児のことを実の息子のように大事にし、虎児も2人の期待を裏切らないよう振舞っています。それだけに、今回のラストはとても悲しかったですね。
それにしても、クドカンは時代に敏感とでも言いましょうか。心中と言うテーマを「集団自殺」に繋げるとはね。「ドラゴン、ドラゴン、チャン・ドンゴン」はかなり笑える。


クドカン強し!! ドラマ中間満足度『タイガー&ドラゴン』が1位!

現在放送中の連続テレビドラマの中で、最も視聴者の満足度が高いドラマは『タイガー&ドラゴン』であることが、オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】のインターネット調査で明らかになった。(オリコン

ちなみに放送前の期待度で1位、放送直後の満足度で2位だったそうです。
中間満足度の2位は『離婚弁護士2〜ハンサムウーマン』、3位は『恋におちたら〜僕の成功の秘密〜』、4位は『瑠璃の島』。
離婚弁護士2』は何度か見ましたが、やはり面白かったですね。テンポがいいし、カメラワークも面白いです。

根本にあるのは八百長

貴−若、確執の原点は95年V決定戦

大相撲の貴乃花親方(32=元横綱)は16日、生出演したテレビ朝日の情報番組の中で、95年九州場所での若貴による優勝決定戦が、兄弟の確執の原因という見方を、肯定した。(日刊スポーツ)

この記事は、95年に兄弟で争った優勝決定戦が確執の元凶、という見方ですか。まぁ、これ以上は踏み込めないんでしょうね。大相撲の「八百長疑惑」はタブーですから。
兄弟の確執の原因は、相撲観の違いにあるのでしょう。率直に言ってしまえば、八百長を認めるか否かですね。貴乃花八百長を嫌っていた、と言う話を聞いたことがあります。真剣勝負にこだわった彼は、決して八百長に関わらなかったそうです。一方、若乃花の方はどうだったのか。著書で「相撲はエンターテイメント」と言っていること、体の小さかった彼が横綱まで昇進したことなどから推測すると、八百長に関わっていたのでしょう。
八百長は「悪」であると、一概には言えないと思います。1場所15日間で、それが年6回。毎日真剣勝負をしていては、体が持たないと聞いたことがあります。貴乃花八百長を忌み嫌っているようですが、彼の純粋さや頑固さは、あまり評価できませんね。

原爆のルポ原稿

<長崎原爆>米記者のルポ原稿、60年ぶり発見 検閲で没収

長崎市に原爆が投下された1945年8月9日の翌月、同市に外国人記者として初めて入り取材した米シカゴ・デーリー・ニューズ紙(廃刊)の故ジョージ・ウェラー記者の未公表の原稿と写真が60年ぶりに見つかった。原稿は、長崎市の惨状と原爆症に苦しむ市民の様子を克明に記している。ウェラー記者は原稿を連合国軍総司令部(GHQ)検閲担当部局へ送ったが、新聞に掲載されることはなかった。(毎日新聞

ジョージ・ウェラー記者は1943年にピュリツァー賞を受賞した方です。
アメリカ国民が放射能に恐怖感を抱いたり、原爆使用を非難したりするのを避けるために、GHQは原稿を没収したのでしょう。

遺体と同居

長男の死亡を理解できず…認知症女性、遺体と半年同居

秋田県鹿角市の80歳代の女性が、約半年間、自宅に50歳代の長男の遺体を放置していたことが17日、わかった。市によると、女性は、認知症(痴呆(ちほう))で、長男が死亡したことを理解できなかったとみられる。(読売新聞)

秋田県鹿角市アルツハイマーの祖母がここに住んでいるので、すこしビクッとしました。料理も洗濯も自分で出来るのに、息子の死亡は理解できなかったのか。半年間放置していたら、匂いがひどかっただろうに。

モテ・アイテムって…

男子大学生はモテ・アイテムがお好き!?
オリコンの「今欲しいモノ」のアンケート調査で、最近の男子大学生の傾向が見えてきたようです。

その結果が表れているのが「洋服」のランキングだ。男子大学生の間で、「CDソフト」や「携帯電話」「パソコン」「ゲームソフト」などを抑えての2位という結果は他の世代には見られないものだ。同じく大学生層にのみ支持の高かった「アクセサリー」、高校生よりも上位にランクされた「香水」(25位)など、自分を飾り立てる大学生像がイメージとして浮かんでくる。

洋服・香水・アクセサリーが「モテ・アイテム」ですか。確かにファッションがキッチリしている方が、異性に好かれやすいですね。服装をキッチリして相手に好印象を与えることは重要だと思いますから、「モテ・アイテム」って括り方は賛成できませんね。
まぁ、そんなこと言いつつも私は洋服に気を使わない人間です。欲しい物は「本」です。昔も今も。

落胆のメカニズム

落胆のメカニズム解明 脳の特定部分が活発化

期待している大きな報酬ではなく、やむを得ずほかのものしか選べない場合には、脳の特定の部分が活発に活動していることを木村実京都府医大教授(神経生理学)らがサルの実験で解明、米科学誌サイエンスに17日、発表した。(共同通信

サルで実験したところ、期待を裏切る結果に終わった時は「脳の視床にある正中中心核(せいちゅうちゅうしんかく)(CM核)という部分」が活発になるそうです。
脳の研究は、本当に少しずつ進んでいく感じですね。今後も注目していきましょう。

『明日の記憶』が映画化

意外?渡辺謙が映画初主演

渡辺謙(45)が、ベストセラー小説を映画化する「明日の記憶」(監督堤幸彦)で主演することが決まった。意外にも映画初主演となる。若年性アルツハイマーをテーマにした感動作で、原作にほれ込み、渡辺自ら東映に企画を売り込んだ。

明日の記憶』スゴイですねぇ。山本周五郎賞の次は映画化ですか。
渡辺謙が企画を持ち込んだのか。彼自身、白血病と闘った経験がありますからね。思いいれも強いのでしょう。監督が堤幸彦と言うことなので、期待できますね。