五年間の総括

「総括」と言っても、集団でリンチを加えることではない*1
日記だから、大学生活を振り返るぐらいはしておきたい。ただなあ、あまり公にしたくないこともあるから…とりあえず、出来る範囲で。


大学生活を振り返って率直に言えることは、スタートが遅すぎたってことだ。
入学直後から、将来を見据えて「本を読みまくる」ことにしていた。
しかし、入学してからも高校時代の「挫折」に拘り過ぎた。過去を「取り戻す」ことばかり考えていた。これが失敗だった。高校野球が終わり、気持ちの整理をする間もなく受験勉強に没頭し、何となく受かっていた。受験校の選択もいい加減だったし(家から近いからとか)。
自分の「野球の才能」に賭けてしまった。自分の「オツムの才能」をもっと信じて、評価すればよかった。
過去の挫折を「こんなのどうってことないわ」と相対化し、全否定できたのは、大学3年の時だ。今は、野球に未練がないどころか、興味もあまりない。
その後は、経験を「意識的に」重ねるようにしてきた。4年の時には、ネットの世界に触れた。5年生の一年間で価値体系がある程度構築され、目的を持って積極的に動くようにしてきた。
では読書面では、大学生活はどうだったか。
2年サイクルで読むジャンルを変えてきた。1・2年でエンターテイメント、3・4年で文学、5年で人文科学という具合に。しかし、これも悔やまれる。
高校時代、『Number』ばかり読む暇があったら、文学作品も読んでおけばよかった。
1・2年の頃、エンターテイメントばかり読む暇があったら、社会学・心理学・現代思想も読んでおけばよかった。何のために「新聞学科」に入ったんだか…早い段階でもっと勉強しておけばよかったと、悔やまれてならない。
でもこれは、以前のような「過去に対する拘り」とは全く違う。失敗も含めて私である。自分の失敗は拘るほど大したものでもなければ、嫌悪するほど不幸なものでもない。失敗から学び、次に生かせばいいだけのことだ。単純すぎる?当然のこと?真実とは得てしてシンプルなんだよ。
しかし、節目節目でいい出会いに恵まれたと思う。私は元来、人の影響を受けやすい。また、そういう自分の性格を利用して、他人から貪欲に吸収してきた。だから、少しでも私と会話した人にはお礼を言いたい。
中でも、今の私を形作った3人の友人には、本当に感謝しています。


さて、愚痴っぽいことはこれでオシマイ。
この先をどうするかの方が、深刻な問題ですよ…

*1:次は連合赤軍の資料を集めたくなった…