アンソニー・ミンゲラ『コールドマウンテン』

レニー・ゼルウィガーの結婚を祝して、『コールドマウンテン』を観ました。
監督は『イングリッシュ・ペイシェント』のアンソニー・ミンゲラ。主演はジュード・ロウニコール・キッドマンレニー・ゼルウィガーは本作でアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。
舞台は南北戦争末期のアメリカ。南軍の兵士インマン(ロウ)は、故郷コールドマウンテンで待つ恋人エイダに会うため、前線から脱走する。一方、インマンの帰りを待つエイダは父を亡くし、食料にも事欠く有様だった。そんなエイダの元へ、流れ者のルビー(ゼルウィガー)がやってくる。ルビーは何も出来ないエイダに、生きるための知恵を授けていく。
インマンが逃亡中に会う人々が、とても印象的なんだよね。堕落した牧師(フィリップ・シーモア・ホフマン)、渡し舟を漕ぐ少女、男に飢えた女たち、寂しい思いを堪える未亡人(ナタリー・ポートマン)などが、隠しておきたい人間の本性を垣間見せてくれる。二人の愛の物語より、人間の醜さを描いたキャラクターの方が面白いわ。
ニコール・キッドマンは、気位の高いエイダの役にピッタリですね。白くて整いすぎた顔が、冷たさやプライドの高さを醸し出してるよ。

コールドマウンテン [DVD]

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エロゲー1000点

アダルトソフト1000点押収=「調教」ゲームも、監禁男宅−少女監禁・警視庁

兵庫県赤穂市の無職少女が約3カ月間監禁された事件で、無職小林泰剛容疑者(24)の自宅に対する警視庁捜査1課の家宅捜索で、アダルトゲームのソフト約1000点などが押収されていたことが13日、分かった。調教ゲームと呼ばれるソフトも複数あり、同容疑者が影響を受けて監禁事件を起こした可能性があるとみて解析を進める。 
時事通信

やはり「ゲームの影響」という方向に行きましたねぇ。恐らく「規制すべきだ」と主張する人も出てくるでしょう。毎度のことですね。こういった問題に関する参考文献が欲しいなぁ。
それにしても1000点はスゴイですね。お店みたい。お金あったんでしょうね。

罵声記者

<尼崎脱線事故>読売新聞が「罵声記者会見」でおわび掲載

読売新聞は13日、JR福知山線脱線事故JR西日本の記者会見の席で、同社大阪本社の記者に不穏当・不適切な発言があり「明らかに記者のモラルを逸脱した」として、社会部長名でおわびを掲載した。読売新聞によると、記者は会見に出席したJR幹部に対し「あんたら、もうええわ、社長を呼んで」などと声を荒げ、感情的発言をしたとしている。
毎日新聞

あれま、遂にお詫び掲載ですか。まあ、週刊新潮産経新聞に取り上げられて苦情も相次いでいたようですし。
会見の様子をテレビで見たとき、確かに違和感があったんだよね。「あれ、何でこの人がこんなに怒るんだろう」って。記者として冷静に振舞うべきという次元ではない。立場の違いを利用して高圧的に振舞っているように感じられて、苦々しく思えたのだ。
如何なる状況においても、謙虚さを無くしたらダメです。

『造形思考』パウル・クレー

『造形思考』パウル・クレー
今回はパウル・クレーの『造形思考』。恥ずかしながら、この方を存じ上げませんでした。世の中、知らないことがイッパイね。恥掻いてばかりね。
以下、分からないなりに精一杯試みた要約。
「芸術とは目に見えるものを再現することではない」というクレーの有名な言葉がある。これは「自由に描いてよい」という意味ではなく、「見えるものをそのまま再現するのではなく、見えるようにするのが芸術の本質である」と言う意味。
目の前の何かを見ている時、アタマの中にイメージが浮かぶ。そのイメージを取り出そうとする時、「分節」が始まる。デッサンやデザインなら紙の上に書くことでイメージを取り出す。音の場合は、ピアノを弾いたりハミングしたり楽譜に落とし込んだりすることでイメージを取り出す。そのように頭の中にあるイメージを別のメディアに取り出すことで、先に進んでいくのである。
卑近な例で言えば、私が「千夜千冊」を読む度に要約をブログに書くのは、頭の中にあるイメージを分節して取り出すことで、理解を深め先に進もうとするからである。
それらを前提にして、「イメージそのものに分節が内在する」とクレーは考えたのである。
クレーの『造形思考』は絶版らしいので、図書館で探しましょ。

コーラ飲み過ぎだよ

糖尿病、コーラに責任なし=「1日1リットル」の男性敗訴−ドイツ

ドイツのエッセン地裁は12日、糖尿病になったのはメーカーの責任として、飲料大手コカ・コーラに対し、5620ユーロ(約76万円)の慰謝料などを求めていた男性(48)の訴えを退ける判決を言い渡した。
時事通信

コーラ1日1リットルを3年半も続けたそうな。そんだけ飲んでおいて「会社のせいだ」なんて通じませんよ…

「厩火事」

今回の『タイガー&ドラゴン』は、「厩火事」を基にしたお話。
「上方まるおまりも」という夫婦漫才コンビは、旦那のまるお(古田新太)が妻のまりも(清水ミチコ)をどつくスタイルの漫才をするのだが、私生活でもまるおは暴力的だった。まるおの愛情を確かめるため、まりもは「自分が癌である」と嘘をつくのだが…
今回はしんみりとした良い話でした。
回を追うごとに、長瀬智也の演技に味が出てきている。彼が驚く時の「ぶっふぉ」ってリアクションがいいね。

.147

ぶっふぉ、久々にスタメン起用だよ〜。
第1打席 ファーストゴロ
第2打席 ファーストフライ
第3打席 ピッチャーゴロ
この試合、西口文也投手が9回ツーアウトまで巨人打線をノーヒットに抑えていたのですが、あと1人のところで清水選手にホームランを打たれてしまいました。惜しい。