仲正昌樹『お金に「正しさ」はあるのか』

「仲正氏の本がどっかにあったはず」と探して見つけたのがこれ。何の目的があってこの本を購入したのか、全く覚えてない。衝動買いだったのかな。贅沢なものよのぅ。
抽象的になりがちな貨幣の性質を、『ヴェニスの商人』(シェイクスピア)、『ファウスト』(ゲーテ)、『蛇にピアス』(金原ひとみ)、『ドラキュラ』(ブラム・ストーカー)、『海辺のカフカ』(村上春樹)といった文学作品を通して考察した本。これまで貨幣について考える機会が皆無だったので、新鮮に感じられて面白かった。しかし完全に納得できたという手応えがないので、本書で取り上げられている作品*1や、マルクスについての新書*2ロールズアリストテレスなどの「正義論」を今後読まなくてはならない。


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お金に「正しさ」はあるのか (ちくま新書)

お金に「正しさ」はあるのか (ちくま新書)

*1:蛇にピアス』は既読。『海辺のカフカ』は、買ってからまる3年部屋に積みっ放し

*2:手元に2冊ある