ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』
叔父によって父を殺され、母と王位を奪われた王子ハムレットは、復讐を誓い狂気を装う。しかしハムレットは「To be, or not to be: that is the question」と悩む。私が読んだのは小田島雄志翻訳バージョンで、この有名な台詞を「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ」と訳している。私は「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」と記憶していた。さて、これは福田恒存の翻訳だったっけかと調べてみたところ、福田っちは「生か、死か、それが疑問だ」と翻訳していた。あれれ…ちなみに坪内逍遥は「世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ」と訳していたらしい。「疑問ぢゃ」って…
『ハムレット』はシェイクスピア四大悲劇の一つ。残りの3つは『リア王』『オセロー』『マクベス』ね。教養のためというか、半ば義務感で読み始めたのだが、これがすっげぇ面白い。これから詳細に読み直すべ。
- 作者: ウィリアム・シェイクスピア,小田島雄志
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1983/10/01
- メディア: 新書
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