ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』

金曜ロードショーで鑑賞。吹替え版はあまり好きじゃないんだけど、この際贅沢は言ってられません。
舞台は前作から10年後。ドゥーク伯爵は通商連合や企業同盟から成る分離派を率い、腐敗した共和国から離脱しようとしていた。元老院議員となったアミダラ(ナタリー・ポートマン)は、何者かに命を狙われていた。そこでジェダイを護衛につけることが決まり、オビ=ワン・ケノービユアン・マクレガー)とアナキン・スカイウォーカーヘイデン・クリステンセン)は10年ぶりにアミダラに再会する。アナキンはいつまでも独り立ちさせてくれないオビ=ワンに苛立ちつつ、アミダラと恋に落ちる。
共和国は惑星カミーノでクローン兵を大量に育成していた。元老院は分離主義者たちに対抗するため、大権をパルパティーン議長に与える。そして、クローン戦争が勃発する…
新三部作の第二作目ということで、「つなぎ」の意味が強い。長い前フリ、という印象。アナキンがダースベーダーになることも、パルパティーンが皇帝になることも分かっているわけだから、先の見えてる分インパクトが足りないと言うか。まぁ、エピソード3への伏線が散りばめられているはずだから、それを丹念に拾っていって期待する、というスタンスがいいのだろう。
やはり注目はアナキン。オビ=ワンの指示には逆らい、アミダラへの気持ちは抑えきれない。母の死によって、スイッチが一つ入った感じもある。つまり、自分がもっと強ければ母を死なせずに済んだのにという自責の念である。
CGを多用した映像は確かに凄いと思うが、前作同様あまり好きになれない。そんな中、ヨーダの戦闘シーンは印象に残った。