『新世紀エヴァンゲリオン』第1話〜第16話

テレビ版の『エヴァンゲリオン』を観たのは8年ぶり。8年前、「ゲルゲットショッキングセンター」のリスナーだった妹が先にハマり、深夜の再放送を全部録画して観ていたのを、たまたま私も観てハマってしまったのです。当時高校1年生だった私にとって、『エヴァ』のインパクトは強かったですね。硬式野球部に所属して忙しかった私ですが、劇場版は2本とも映画館で観ました。1本目は高校の遠足の帰り、2本目は夏の予選の前日。当時の私にとって、25話・26話・劇場版は理解不能でした。多少知恵のついた今なら、ちっとは理解できるかもしれないと思い見直しているわけです。
全体を通した感想は、『Zガンダム』の時と同じく全部見てからまとめて書くとして、とりあえずあらすじを書きます。多少細かく書きますから、内容を知りたくない方は読まないようにしてください。
時は西暦2015年。舞台はセカンドインパクトと呼ばれる大災害後の第3新東京市。謎の生命体「使徒」が襲来する。国連軍が迎え撃つものの全く歯が立たず、指揮権は特務機関「NERV」に委ねられる。NERF総司令・碇ゲンドウに呼ばれた息子シンジは、再会早々エヴァンゲリオン初号機に乗って戦うよう命じられる。最初は躊躇するのだが、傷ついたファーストチルドレン・綾波レイが代わりに乗るよう命じられるのを見て、「逃げちゃダメだ」と呟きつつ初号機に乗って戦う。使徒の攻撃で一時戦闘不能に陥ったのだが、初号機の暴走により使徒を殲滅する。その後、シンジは作戦担当の葛城ミサトに引き取られる。(第1話「使徒、襲来」、第2話「見知らぬ、天井」)
エヴァンゲリオンパイロットであることが知れ渡り、学校でクラスメイトに取り囲まれるシンジ。しかし、先の戦闘で妹が負傷した鈴原トウジは、シンジのことを快く思っていなかった。第4使徒が襲来し、初号機が再び迎え撃つ。避難所を抜け出したトウジと相田ケンスケが初号機の前に現れる。二人を収容した初号機は、退去命令を無視して使徒を倒す。命令無視に対してミサトが説教するのだが、シンジは「はい」「はい」といい加減な返答を繰り返し、仕舞いには「僕しか動かせないんでしょ」と言い出す。家出をしたシンジをNERVは連れ帰るのだが、シンジはNERVを去ることになる。最終的に電車に乗らず、NERVに残った。(第3話「鳴らない、電話」、第4話「雨、逃げ出した後」)
22日前、綾波の乗る零号機の機動実験中に事故があった。その時、ゲンドウは高温のエントリープラグを自らこじ開けた。レイとゲンドウの間には何らかの絆があるらしかった。シンジは、新しいカードを届けにレイの家に向かう。返答がなかったため、薄汚い家に勝手に上がりこむシンジ。シンジが部屋にあったゲンドウのメガネをかけたとき、レイがそれを奪おうとする。その時、裸のレイにシンジが馬乗りになってしまう。第5使徒が襲来し、初号機が表に出る。その瞬間、使途の強力なビームを受ける。初号機は回収。使途はNERV本部に向けて掘削を開始する。ミサトの提案により、日本中の電力を集め陽電子砲で使途を撃つ「ヤシマ作戦」が行われた。零号機が初号機の盾になり、2発目を命中させ使途を殲滅した。(第5話「レイ、心のむこうに」、第6話「決戦、第3新東京市」)
セカンドインパクトは隕石の衝突によるものと教えられてきたが、実際は使徒との接触によるものであった。民間の人型兵器のお披露目があり、ミサトと赤木リツコが招かれる。しかし制御不能に陥り、その場にいたミサトが兵器に入り停止させた。(第7話「人の作りしもの」)
弐号機とセカンドチルドレンの惣流・アスカ・ラングレーを艦隊が運搬している最中、第6使徒が襲い掛かる。アスカとシンジが弐号機に乗り込み、水中戦となる。最後は戦艦を使徒の口中に突進、砲撃させ撃破する。(第8話「アスカ、来日」)
上陸前の使徒を初号機・弐号機で迎撃するのだが、返り討ちにあう。二体に分裂する使徒を同時に叩く必要があることから、初号機・弐号機による同時過重攻撃する作戦を立てる。ミサトはアスカも引き取って、シンジとアスカに呼吸を合わせる訓練をさせる。その甲斐あって、ユニゾン攻撃は見事に成功する。(第9話「瞬間、心重ねて」)
浅間山中に、孵化前の使徒を発見する。弐号機が特殊装備を着て、マグマの中で使徒を捕獲する作戦に出る。無事捕獲したのも束の間、使徒が急速に孵化を始め、マグマの中での戦闘となり、使徒を殲滅する。(第10話「マグマダイバー」)
NERVが大停電に襲われる。復旧も容易に出来ないことから、何者かがブレーカーを落としたらしい。そんな中、使徒襲来。手動でエヴァを準備し、パイロット達は本部内を彷徨いつつ何とかエヴァの元に到着。3体のチームワークで使徒を倒す。(第11話「静止した闇の中で」)
衛星軌道上に使徒が現れる。本体ごと落下してくると予想される。エヴァ3機が手でそれを受け止める作戦を採用するのだが、成功の見込みは恐ろしく低い。作戦前、ミサトが父のことを語りだす。研究に没頭し家庭を顧みない父を憎んでいたミサトだが、セカンドインパクトの際はその父に守られた。作戦は成功し、シンジはゲンドウに褒められる。このためにエヴァに乗っていることを悟る。(第12話「奇蹟の価値は」)
実験中、タンパク壁の汚染が爆発的に増殖する。この汚染は使徒であり、NERVのメインコンピュータであるMAGIにハッキングを仕掛ける。MAGIはNERVの自爆を決議するのだが、リツコが使徒の進化を促進させることで使徒を自爆させた。(第13話「使徒、侵入」)
これまでの戦闘を振り返る人類補完委員会。すべてゼーレのシナリオ通りに進んでいるらしい。機体・パイロットの交換テストの最中、シンジの乗った零号機が暴走する。(第14話「ゼーレ、魂の座」)
日曜日、シンジはゲンドウと母の墓参りへ、ミサトは友人の結婚式へ。かつての恋人・加持に、憎んでいるはずの父の面影を見ていたミサト。その加持はNERVの内偵を進めていたのだが、ミサトはそれに気づく。加持に導かれてターミナルドグマに降り立ったミサトは、そこでアダムを目にする。(第15話「嘘と沈黙」)
第12使徒は、ディラックの海と呼ばれる虚数空間を持っていた。テストで好成績をあげ調子に乗っていたシンジは、ディラックの海に取り込まれてしまう。シンジはその内部で、もう一人の自分と問答していた。エネルギーが底をついていたのだが、初号機は自力で脱出する。(第16話「死に至る病、そして」)
第9話の「瞬間、心重ねて」の戦闘シーンは、なかなか面白かったですね。62秒のカウントダウンの中、戦闘中の音声を音楽のみにして、2体が同じ動きをする。戦闘のテンポがよかったです。第2話の「見知らぬ、天井」も印象に残りました。第1話の戦闘シーンの結末を知らせず、まずシンジがベッドで目覚める。後半になって、シンジの脳裏に戦闘の様子が甦る。「いったいどうなったんだ」と見ている側の関心を引っ張られました。第13話の「使徒、侵入」も好きですね。コンピュータ・ウィルス型の使徒が、メインコンピュータにハッキングを仕掛けるなんて、SFって感じがしていいですね。MAGIにはリツコの母親の人格が移植されています。それぞれ母として、科学者として、女としての思考パターンが移植されていて、3者の合議によって成り立っています。
上記に書いたとおり、まとまった感想は後ほど。
あ、それと余談ですが、高1の時はアスカに魅力を感じていましたが、今は断然ミサトですね。

NEON GENESIS EVANGELION vol.01 [DVD]

NEON GENESIS EVANGELION vol.01 [DVD]

NEON GENESIS EVANGELION vol.02 [DVD]

NEON GENESIS EVANGELION vol.02 [DVD]

NEON GENESIS EVANGELION vol.03 [DVD]

NEON GENESIS EVANGELION vol.03 [DVD]

NEON GENESIS EVANGELION vol.04 [DVD]

NEON GENESIS EVANGELION vol.04 [DVD]