人の尊厳

<人身売買>日本は監視対象からは外れる 米国務省報告書毎日新聞

国務省は3日、売春や強制労働目的の国際的な人身売買に関する年次報告書を発表した。日本は昨年、4段階で下から2番目の「監視リスト」国に指定されたが、政府の「人身取引対策行動計画」導入などが評価され、監視対象からは外された。だが、「人身売買撲滅の基準達成が不十分」との評価は変わらず、アジアや中南米から女性や子供多数が流入して性的に搾取され、「ヤクザが人身売買に関与している」との記述も残っている。

「基準を満たす」第1類に西欧諸国や韓国など24カ国、「基準は満たさないが努力中」の第2類に日本など104カ国、「基準を満たさず努力も不足」の第3類に北朝鮮など14カ国を分類しています。アメリカの国内法を基準に分類しているようですね。発表したライス国務長官は、人身売買を「現代の奴隷制度」と批判しています。

<オーストラリア>中国領事が亡命申請 本国の抑圧に反発毎日新聞

シドニー中国総領事館の陳永林・領事(37)がオーストラリアに政治亡命を求めていたことが4日、明らかになった。陳氏はシドニー市内で同日開かれた天安門事件16周年の抗議集会に参加し中国の抑圧体制を厳しく批判、中国当局は豪州の反体制派中国人を拉致して帰国させていたと“爆弾発言”した。

そういえば、本日6月4日は天安門事件から16年の日ですね。天安門事件とは、天安門広場で行われていたデモを軍隊が鎮圧した事件です。中国政府の発表によれば死者319人と言うことですが、死者数には諸説ありますね。
陳永林氏は反体制派の監視が任務だったようですが、「民主化を拒み反体制派への弾圧を続ける中国政府をこれ以上支持できないとして」亡命を申請したそうです。