『音、沈黙と測りあえるほどに』武満徹

『音、沈黙と測りあえるほどに』武満徹
今回は武満徹のエッセイ。武満徹に関しては、名前以外ほとんど知らない。故にコメントもしづらいのだが、気になったものを一つ。

作曲というのは「無」からつくるのではなくて、すでにいろいろのところで鳴ったり止んだりしている音を組み立てなおすことから始まるのだとおもうのです。

武満氏は音楽教育を受けてこなかったそうだ。その武満氏の作曲に対する考え方が窺われるのが、上記の文である。この考え方は、創作一般に言えることじゃないかな。文章だって映画だって、完全なオリジナルと言えるものはほとんどないわけで。
武満徹の曲を聴いてみますかね。