『恐怖の権力』ジュリア・クリステヴァ

『恐怖の権力』ジュリア・クリステヴァ
クリステヴァは、ブルガリアに生まれフランスで活躍している思想家。テクスト理論やフェミニズムのイメージがあるが、詳しくは知らなかった。「間テクスト性」(インターテクスチュアリティ)という概念を提示したのはクリステヴァだったんですね…
『恐怖の権力』は、「アブジェクシオン」を問題にした本だ。「アブジェクシオン」とは、「おぞましさ」のことである。単なる「おぞましさ」ではなく、禁忌にしていたのに魅かれるようなもの。フロイトの『モーセ一神教』、セリーヌの『夜の果てへの旅』を念頭に置きつつ書いていたらしい。
ジェノテクスト(生成するテクスト)/フェノテクスト(現象するテクスト)、サンボリック/セミオティックという概念が、いまいち分からぬ…一部「穴埋め問題」みたいになってるし。
テクスト論を読まんとね…


追記:穴埋まってる…