三島由紀夫関連本まとめ〜没後40年を前に

今年の憂国忌を3日後に控え、この数ヶ月で続々と出た三島由紀夫関連本をちょいとまとめてみる。まだ読んでないどころか買ってもいない。財政難なものでね…そんな時だからこそ、余裕ができたときにどれを買うべきか記録しておく価値もあるというもの。
とにかく、俺は下記の本を読んでないからね。大事なことなので2回言いました。
まずは小説

愛の疾走 (角川文庫)

愛の疾走 (角川文庫)

幸福号出帆 (角川文庫)

幸福号出帆 (角川文庫)

数年前からポツポツと出ている角川文庫の三島の小説。新潮文庫では読めない小説ばかりだから、出たら必ず買いたいシリーズなのです。


小説読本

小説読本

中公文庫の『文章読本』の姉妹編だって。


金閣寺の燃やし方 (100周年書き下ろし)

金閣寺の燃やし方 (100周年書き下ろし)

三島の『金閣寺』と水上勉の『金閣炎上』を比較してるらしい。『金閣炎上』は新潮文庫で絶版になったのかな。読めないものを論じられてもねぇ。せっかくだから講談社文芸文庫で頑張って出して!


三島由紀夫 幻の遺作を読む もう一つの『豊饒の海』 (光文社新書)

三島由紀夫 幻の遺作を読む もう一つの『豊饒の海』 (光文社新書)

これは自決よりも作品そのものを論じてるっぽいので、後ほど出てくるカテゴリーには入れず。


三島由紀夫―豊饒の海へ注ぐ (ミネルヴァ日本評伝選)

三島由紀夫―豊饒の海へ注ぐ (ミネルヴァ日本評伝選)

三島 由紀夫 (別冊太陽 日本のこころ)

三島 由紀夫 (別冊太陽 日本のこころ)

何というか、三島由紀夫全体を論じている、と思えた2冊。自決に偏ってないというか。まあ、Amazonだけで判断してるんだけど…


三島由紀夫の愛した美術 (とんぼの本)

三島由紀夫の愛した美術 (とんぼの本)

美術方面から。森村泰昌さんの書評が良かったので、かなり期待してる。


遺魂

遺魂

君たちには分からない―「楯の會」で見た三島由紀夫

君たちには分からない―「楯の會」で見た三島由紀夫

「憂国忌」の四十年

「憂国忌」の四十年

三島あるいは優雅なる復讐

三島あるいは優雅なる復讐

証言 三島由紀夫・福田恆存たった一度の対決

証言 三島由紀夫・福田恆存たった一度の対決

三島由紀夫と司馬遼太郎―「美しい日本」をめぐる激突 (新潮選書)

三島由紀夫と司馬遼太郎―「美しい日本」をめぐる激突 (新潮選書)

中央公論特別編集 三島由紀夫と戦後

中央公論特別編集 三島由紀夫と戦後

上記8冊は、自決と思想とでも言うか。
三島の場合、作品と事件と人生とが密接に絡み合ってるから、こんなカテゴライズも何だか虚しいんだよね。ここまで書いておきながらこんなこと言いたかないけど…