『悪魔の詩』翻訳者刺殺から14年

<筑波大助教授殺害>「悪魔の詩」翻訳者刺殺、時効まで1年

小説「悪魔の詩」の翻訳者で筑波大助教授の五十嵐一(ひとし)さん(当時44歳)が91年7月12日、茨城県つくば市天王台の同大で他殺体で発見された事件は、間もなく時効(15年)まで1年となる。(毎日新聞

1989年イランの故ホメイニ師が、『悪魔の詩』の著者サルマン・ラシュディ氏とその発行に携わった人々に対し、死刑を宣告しました。「マホメットの私生活をスキャンダラスに描くなど、マホメットイスラム教を冒とくする内容だ」というのが理由です。しかも、高額な懸賞金が提示されました(いまは撤回されてます)。ラシュディ氏は警察の保護下に置かれ、イタリア、ノルウェー、トルコなどで翻訳者が襲撃されました。
私は「表現の自由」を大事にしたいと思う人間ですから、死刑宣告は予てから解せませんでした。まぁ、つべこべ言う前に読んでみないとね。