カンボジア人質事件

カンボジアの国際学校で邦人園児ら一時人質

カンボジア世界遺産アンコールワットへの入り口にあるシエムレアプインターナショナル・スクールで16日午前9時半(日本時間同11時半)ごろ、銃で武装した4人組が、小学校や幼稚園の児童・園児、教師を人質にして立てこもった。
約6時間後、逃走を図った一味と警察との間で銃撃戦が起こり、カナダ人の男児1人が死亡した。日本人を親に持つ子供5人も人質となったが、全員無事だった。警察当局によると、犯人グループは全員が逮捕された。(読売新聞)

4人組は、インターナショナル・スクールの児童・園児ら約70人を人質に取りましたが、その後一部を解放し、約30人を教室に集め身代金を要求しました。要求額は当初1000ドルでしたが3万ドルにつり上げ、武器や逃走用の車も要求してきました。
シエムレアプカンボジア北西部に位置する観光地で、治安も比較的安定していたようです。娘を人質に取られた古山康行さんによれば、「凶悪犯罪が起きるような土地柄ではない」そうです。
1991年に20年に及ぶ内戦が終結して以降は内政が安定し、99年からは経済成長が進んでいました。しかし貧富の差も広がり、貧しい若者が犯罪に手を染めるケースも増えているようです。
これだけ大掛かりな事件で要求額が3万ドルか…