陸連の決定

世界陸上代表選手発表−落第の末続、沢野に“追試”サンケイスポーツ

日本陸連は6日、8月のヘルシンキ世界選手権の代表39人を発表した。しかし、重要選考会の日本選手権(2−5日、国立競技場)をけがで欠場した短距離のエース末続慎吾(25)=ミズノ=と、記録なしに終わった男子棒高跳びのエース沢野大地(24)=ニシスポーツ=は保留。追加選出のためには、7月10日までに競技会に出場して健在ぶりを示すようにと厳命した。

2人とも選考基準は満たしているようです。まぁ、期待しているからこそ、結果を残すように命じたのでしょう。とくに沢野は下痢で体調を崩した末の「記録なし」ですから、陸連もお怒りになったのでしょう。


もう一つ陸連。
陸連選考また不可解 A記録突破・大森よりB記録の三津谷 (スポーツ報知)

男子一万メートル代表には、世界選手権参加標準記録Bの突破者で日本選手権優勝の三津谷祐(20)=トヨタ自動車九州=を選出した。だが、同連盟が設定した代表選考基準では、既に同記録Aをクリアし、日本選手権で2位の大森輝和(25)=くろしお通信=の優先順位が上。選考基準が覆る決定となった。

沢木啓祐強化委員長は「勝負強さで選んだ」とコメントしています。とは言っても、日本選手権で二人のタイム差は1秒08。今期の日本ランクでも大森選手の方が上のようです。まぁ、選手の強さは数字だけで計れるものじゃないでしょうけど、選考基準が明確に設定されているわけですから。覆すには覆すなりの説得力が欲しいです。