『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編/特別版』

ニュータイプ」という概念が前面に出てきた、3部作の完結編。
再び宇宙へと旅立ったホワイトベースは、中立地帯であるサイド6に立ち寄る。アムロはそこでララァという少女に出会う。彼女はニュータイプとしての素質をシャアに認められたジオン軍の少尉だった。地球連邦はジオンの基地であるソロモンを攻略するのだが、その後の戦いでアムロは、「エルメス」に乗ったララァと対決することになる…
ニュータイプ」とは、簡単に言ってしまえば認識能力が拡大して、超能力的な振る舞いが出来るようになった人間のこと*1。宇宙という環境に適応した進化、と言えるだろう。この概念から、ニュータイプによる支配とオールドタイプの淘汰という優生学的思想に結びつく。劇中でデギン・ザビが、ヒトラーの名を出してるしね。
見終わってしまうのが本当に惜しいアニメでした。キャラクターに対する愛着も、かなり膨れ上がってます。25年以上経ってもこれだけの影響力を維持していることは、本当に凄いですよ。次は「Zガンダム」かな…


追記:ララァは「少女神」「シャーマン」といった感がありますね。外見的にはインド神話かな。

*1:はっきりした定義がないため、論争の的みたいですね…