『古楽とは何か』ニコラウス・アーノンクール

『古楽とは何か』ニコラウス・アーノンクール
古楽とは何か』は、古代と近代の音楽の違いを説明した本。以下、要点を。
音楽において、古典時代と近代では明確な断絶がある。それは「音による言語」が失われたことである。言い換えると、「音楽」と「言語」が分離されたことである。具体的な意味は私も分からぬ…とにかく、全てが楽譜に書き込まれ、演奏法までカッチリ決められた近代以降の音楽では、言語と音楽が分離してしまったのである。
その分水嶺となったのは、1795年のコンセルヴァトワール(パリ音楽院)の設置らしい。コンセルヴァトワールでの音楽教育が、音と言葉の繋がりを裂いてしまったということだ。アーノンクールはこれを「犯罪」と表現している。
はぁ。音楽史の本も読まねば…