消極的安楽死

「消極的安楽死」女性医師を殺人容疑で書類送検へ

北海道立羽幌(はぼろ)病院(佐藤卓院長)で2004年2月、当時勤務していた女性医師(33)が男性患者(当時90歳)の人工呼吸器を取り外して死亡させた問題で、道警は27日、女性医師を殺人容疑で5月にも旭川地検書類送検する方針を固めた。
(読売新聞)

安楽死には、「積極的安楽死」と「消極的安楽死」という区分がある。患者の苦痛緩和のため、筋弛緩剤などを投与して「殺す」場合は「積極的」、延命装置を停止して「死ぬに任せる」場合は「消極的」と定義される。「消極的安楽死」で立件されるのは、今回が初めてらしい。
安楽死が認められる要件としては、1995年に横浜地裁が提示した4要件が有名ですね。
1.耐え難い肉体的苦痛がある
2.患者の死が避けられず、死期が迫っている
3.苦痛緩和の方法を尽くし、ほかに手段がない
4.安楽死を望む本人の意思表示がある
オランダでは安楽死が合法化されているんですよね。
安楽死についても本が欲しいなあ…