脱線の真相は
100キロ超でカーブ進入=制限速度30キロ上回る−脱線した快速電車・兵庫県警
兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、事故を起こした快速電車が、現場のカーブに時速100キロを超える速度で進入していたことが26日、県警の調べで分かった。
(時事通信)
JR福知山線の脱線事故で、快速電車が事故直前、伊丹駅で実際には40メートルのオーバーランをしながら、高見隆二郎運転士(23)と松下正俊車掌(42)が口裏合わせをし、8メートルだったとJR西日本に報告していたことが26日、分かった。
(読売新聞)
事故を起こした高見隆二郎運転士(23)は見習い期間を含め、過去に3度、訓告や厳重注意処分を受けていた。
(読売新聞)
やはり、運転士のミスだったのでしょうか。その可能性は高いようです。しかし、きちんとした調査結果が出る前に「○○のせいだ」と断定してしまうのは、避けたいところです。それは「松本サリン事件」の教訓です。
もし運転士のミスだった場合、全ての責任を運転士に帰属させるのではなく、組織として3つのことを考えなくてはならない。まず、ミスを起こす人間をなぜ運転士として使い続けたのか。二つ目、人は誰しもミスをするのだから、ミスを起こした時に大惨事を防ぐシステムがなくてはいけない。それがなかったのか。三つ目、運転士が30キロも速度を超過しなくてはならないほどのプレッシャーを、なぜ感じていたのか。
死者の数が増え続けている。やりきれない。