ブンガクに異変アリ!?

クローズアップ現代で、若手作家の特集をやっていた。
10代・20代の若手作家が注目を浴びている状況を、ゲストの高橋源一郎が分析していた。
源一郎さんは、日記を見る限り締め切りに追われていて大変そう。
余談だが、私の周りでは「源一郎=競馬」であり、作家としての実績はほとんど知られていない。
番組の内容を簡単にまとめると、

  • 若手に共通するテーマとして、「生きにくさ・希望のなさ・閉塞感」がある。それは以前のようなはっきりした形での壁(冷戦・父・政治)とは違う。
  • 「何でもアリ」とも言える文体は、目指すべき作家がいないことの表われ

ってとこかな。
これらは、「ポストモダン的」と言えるんじゃないかな。
以前書いた「大きな物語の凋落」と「シミュラークルの増殖」にピタリと合う。
まあ、番組内容に目新しいことはなかったが、クローズアップ現代が若手作家の台頭を取り上げたこと自体、意味があるんじゃないかね。


あ、はてなダイアリー市民になってる。
今日で「はてなダイアリー」にして30日か。ふむふむ。