流水書房

貰ったバイト代を持って、即書店へ。
基本です。当然です。必然です。
広尾の流水書房に寄った。
ここは去年の夏まで青山ブックセンターだった。しかし、一連の破産・閉鎖騒動で流水書房として再開した。
高校3年間は広尾駅を利用していたので、青ブック広尾店にはよく寄ったものである。坊主頭で学ラン姿、野球道具を抱えた巨体は、さぞ店の雰囲気に似つかわしくなかったことだろう。
流水書房に変わってから初めて訪れたのだが、店の雰囲気は元のままだった。
店員に尋ねてみたところ、青ブックと流水は同じ系列の会社で、店長すら元のままだそうだ。
でも、私には愛する神保町があるから、当分来ないでしょうね。
堤 義明  闇の帝国 嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス) 女たちよ! (新潮文庫) 「隔離」という病い―近代日本の医療空間 (中公文庫)
堤義明 闇の帝国』(七尾和晃)
『嗤う日本のナショナリズム』(北田暁大
『女たちよ!』(伊丹十三
『「隔離」という病』(武田徹
帰ってきたら、堤さんが逮捕されてるじゃないですか。ナイスタイミング。
先日書いたように、堤家には非常に興味を持っている。というか、堤義明が象徴する「何か」に興味がある。それが何なのか自分でもよく分かってないが、とにかく堤氏が特別憎いとか、西武鉄道に思い入れがあるとかではない。
ホリエモンに対する関心が「これからの日本」に対する関心だとしたら、堤義明に対する関心は「これまでの日本」に対する関心である、と言えそうだ。
『女たちよ!』は、「松岡正剛の千夜千冊」で取り上げられていた。
伊丹十三という人は、本当に多才な人だったようだ。もっと長生きして欲しかったな。
『「隔離」という病』には、かなり期待している。
ハンセン病患者を排除してきた近代日本。その歴史とシステムを分析しているようだ。
フーコー*1っぽくて、いいね。

*1:近代社会が狂気・病気・犯罪を排除してきたことを考察した。現時点で、一番興味のある思想家