「風が強く吹いている」の試写会に行ってきました


先日CyberBuzzから試写会の案内が来まして、応募してみたところ当選したのです。場所は馬場先門の東商ホール。ブログで宣伝してくれとのことなので、軽く感想を書いてみます。
ほとんど活動実績のない寛政大学陸上部は、かつてのスター選手ハイジの一声で箱根駅伝を目指すことになる。メンバー10人のうちハイジとカケル以外の8人は素人同然で、1年弱での箱根駅伝出場は夢物語に思えたのだが…
カリスマ的な主人公が運動部をゼロから作っていき、強豪校に挑み頂点を目指す、という王道のスポ魂もの。最近の例では『ROOKIES』がそうですね。その『ROOKIES』にも出演していた小出恵介が実にいい。主人公ハイジを演じる姿が実に頼もしい。この映画を見て、小出恵介株が急上昇しました。

上記写真の左は、もう一人の主役のカケル。演じる林遣都は『バッテリー』の主演だったそうな。奇しくも主演二人は、野球映画から引っ張られてきたんですね。
10人も若い衆が出てくると(しかも半数は無名)、誰が誰だか分らなくなりそうですが、10人それぞれに強烈な個性があって、しかもその個性が、箱根の10区間それぞれに必要とされる特性とマッチしていて、理想的なチームに見えます。

若手女優ウォッチャーの私としては、昨年チョコレートのCMでインパクトを与えてくれた水沢エレナにもう少し存在感を示していただき、青春ものとして色恋の部分も描いてほしかったのですが、大学の陸上部というホモソーシャルな空間の友情をテーマにした本作では、致し方ないのかな。

またエキストラの数が多く、箱根駅伝の雰囲気を十分に再現できていたと思います。役者のランニングフォームは綺麗で本物っぽかったし。

最後に一つだけ小言を申しますと、展開が奇跡的すぎかな、と。まあ、細かいことは気にせず、登場人物たちの成長を楽しめばいいと思います。
映画 『風が強く吹いている』 10月31日(土)全国ロードショー


クワイン―ホーリズムの哲学 (平凡社ライブラリー)山田孝雄 共同体の国学の夢 (再発見 日本の哲学)Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 10/28号 [雑誌]
クワインホーリズムの哲学』(丹治信春)
『再発見 日本の哲学 山田孝雄―共同体の国学の夢』(滝浦真人)
ニューズウィーク日本版 2009年10月28日号 特集:クラウド化知的生産革命』