品川のあおい書店で

名前がいいよね、「あおい」って名前が。
品揃えがよかったため、ついつい買いすぎてしまいました。
洋梨形の男 (奇想コレクション)近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治 (講談社選書メチエ)かけらまずいスープ潰玉(かいぎょく)けい子ちゃんのゆかた (新潮文庫)平凡パンチの三島由紀夫 (新潮文庫)差別語とはなにか (河出文庫 し 13-5)COURRiER Japon ( クーリエ ジャポン ) 2009年 11月号 [雑誌]
洋梨形の男』(ジョージ・R・R・マーティン中村融編訳)
『近代政治の脱構築―共同体・免疫・生政治』(ロベルト・エスポジト、岡田温司訳)
『かけら』(青山七恵)
『まずいスープ』(戌井昭人)
『潰玉』(墨谷渉)
『けい子ちゃんのゆかた』(庄野潤三)
平凡パンチ三島由紀夫』(椎根和)
『差別語とはなにか』(塩見鮮一郎)
『COURRiER Japon 2009年11月号 特集:森と地球の未来―サステナブルな文明へ』
今月のクーリエ・ジャポンは、坂本龍一責任編集とのこと。『洋梨形の男』は奇想コレクションの最新刊。『かけら』は、第35回川端康成文学賞受賞作を含む短篇集。『まずいスープ』は第141回、『潰玉』は第140回芥川賞候補作を含む短篇集。


買い終わって満足した後、近くの韓国料理店で晩御飯を食べていたら、私の後ろのテーブルから中年女性の声が聞こえてきた。
「純文学って、嫌いなのよね」
ほほう、なぜだろう?まあ、想像はつくけど、と思いつつ耳をそばだてていたら、案の定…
「汗水たらして働いてる人を馬鹿にしてるのよ」
「現実から目をそむけて、自分の世界に籠もってるのよ」
「きっと満員電車に乗ったことなんてないんだわ」
いやはや、過激ですなぁ。
磯崎憲一郎三井物産に勤務してるし、絲山秋子は元INAXの営業だし、と純文学が数冊入った紙袋を見ながら、心の中で抗弁しました。