文芸誌メモ〜2009年6月号 - どーかくはこんな本を読んできた

新潮
- 「すき・やき」（楊逸）
- 新連載「俺俺」（星野智幸）
- 「終の住処」（磯崎憲一郎）
- 「掌中の針」（古井由吉）
- 「『月』について、」（金井美恵子）
- 「空のかなたの坊や」（ニーナ・サドゥール、沼野恭子訳・解説）
- 「キ／吉増剛造／セ／撮る撮られ／キ」（古川日出男）
- 第35回川端康成文学賞発表「かけら」（青山七恵）
- 第22回三島由紀夫賞候補作品発表
  - 「ギンイロノウタ」（村田沙耶香）
  - 「四とそれ以上の国」（いしいしんじ）
  - 「灰色猫のフィルム」（天埜裕文）
  - 「このあいだ東京でね」（青木淳悟）
  - 「夏の水の半魚人」（前田司郎）
- 対話
  - 「いのちのふるまいを記述する方法」（川上弘美＋福岡伸一）
  - 「とりとめなく文学的な午後のおしゃべり」（清水徹＋絲山秋子）
  - 「近代知識人の教養と使命」（松浦寿輝＋苅部直）
- 「日本小説技術史　第四回」（渡部直己）
文學界
- 第108回文學界新人賞発表「白い紙」（シリン・ネザマフィ）
- 新連載「武曲（むこく）」（藤沢周）
- 「妖談7」（車谷長吉）
- 「たそがれ刻はにぎやかに」（木村紅美）
- 「黄泉（よみ）入りどき」（桑井朋子）
- 「火を盗む」（谷崎由依）
- 「歓び組合」（墨谷渉）
- 文學界新人賞受賞第一作「夜に知られて」（上村渉）
- 「ドストエフスキーの預言第二回ロシアとヨーロッパ」（佐藤優）
群像
- 第52回群像新人文学賞発表
  - 小説当選作「カメレオン狂のための戦争学習帳」（丸岡大介）
  - 評論当選作「言語についての小説―リービ英雄論」（永岡杜人）
  - 評論優秀作「批評論事始」（伊東祐吏）
- 「あの子の考えることは変」（本谷有希子）
- 「膿汁の流れ」（西村賢太）
- 「ドリーマーズ」（柴崎友香）
- 「妹―変愛小説集2」（ミランダ・ジュライ、岸本佐知子訳）
すばる
- すばる文学賞受賞第一作「左へ」（天埜裕文）
- 「さようなら神父さん」（中沢けい）
- 「水際」（日和聡子）
- 「ニコニコ時給八〇〇円其ノ壱マンガ喫茶の悪魔」（海猫沢めろん）
- 新連載
  - 「鉄道、そして文学へ−地方と東京、近代と現代」（川本三郎）
  - 「ターミナルライフ／終末期の風景」（西成彦）
  - 「横浜・寿町どやどや滞在記第二回」（石川直樹）
- 「熱帯の夢−コスタリカ紀行」（茂木健一郎）
- 第二十四回詩歌文学館賞発表
  - 「幸いなるかな本を読む人」（長田弘）
  - 「悲母像」（橋本喜典）
  - 「友岡子郷」（友岡子郷俳句集成）
- インタビュー「『ムサシ』−憎しみの連鎖を断ち切って」（井上ひさし）
- 「新訳チェーホフ短篇選(7)　ロスチャイルドのバイオリン」（沼野充義訳）

『澁澤龍彦映画論集成』（澁澤龍彦）
『完全版佐川君からの手紙』（唐十郎）
『猫の客』（平出隆）
『さびしい文学者の時代−「妄想病」対「躁鬱病」対談』（埴谷雄高、北杜夫）
『打ちのめされるようなすごい本』（米原万里）