ツンデレ現実逃避

Hanako (ハナコ) 2008年 8/14号 [雑誌]
『Hanako No.928』
べ、べつに「蒼井優さんのカフェ散歩」のために買ったわけじゃないからね!オシャレに敏感な東京少女として、「東京カフェ案内」に食いついたんだからね(笑)。か、勘違いしないでよね。別に蒼井優なんてどうでもいいんだから!


うそ。
こうやって書いてみると、「ツンデレ」って「反語」だなあと。


カフェねえ…無愛想な店主がいて、タバコの煙がもうもうと立ち込める中、読書するのがいい。店内には俺みたいにお洒落の「お」の字もない、草臥れた客が暇を潰している。その店が「昔ながらのナポリタン」なんて出してくれれば、いとどよろし。
とは言いつつも、マックやファミレスで安いコーヒーを延々と飲むことが多いな。


現実逃避と一口に言いましても、「仕事の手抜きに全力投球!」とかではなく(むしろ上司には「あまり遅くなるなら、会社に戻ってこなくていいからな」とか「仕事ばっかしてないで、たまには飲みに行け」と言われる)、DVDを見ない・本を読まない・本を買わないの「三無主義」に陥っているのであって、俺にとっての「現実」はまさに文字と映像の中にこそあるのだから、これは立派な現実逃避なのであります。Born To Runであります。自由からの逃走であり、逃げろや逃げろであります。心の問題であります。
「現実」が恋しいかと言われれば、そうでもない。もはや「現実」と向き合う気力がない。
いつ現実に帰ってくるかって?そ、そんなの分かるわけないでしょ!
本なんか大嫌いなんだから!!