2008-04-07 文芸誌メモ〜2008年5月号 購入 第2回大江健三郎賞は岡田利規の「わたしたちに許された特別な時間の終わり」だそうで。 群像 メキシコ紀行「太陽とダリア」(角田光代) 「鳥有此譚」(円城塔) 「隣人の生活」(佐藤智加) 「石を置き、花を添える」(川崎徹) 座談会「小説を書くために生きている」(柴崎友香×山崎ナオコーラ×津村記久子) 大江健三郎賞発表 選評「ここに良質の(新しい)小説がある」(大江健三郎) 「古井由吉『白暗淵』論」(古谷利裕) 文學界 短期集中連載第一回「四国八十八ヶ所感情巡礼」(車谷長吉) 「月食の日」(木村紅美) 「ヤドリギの音」(蜂飼耳) 「かわいそうな鬼」(田山朔美) 「フル母」(井村恭一) 「ボーダレス創作宣言」(横尾忠則×平野啓一郎) 特集 松浦理英子の宇宙 対談「性の呪縛を越えて」(松浦理英子×川上未映子) 作品論「『犬身』、闘わない犬の物語」(斎藤美奈子) 新潮 「ファントム、クォンタム 序章」(東浩紀) 「鏡の国のデューク・エリントン楽団」(大谷能生) 「小林秀雄先生来る」(原田宗典) 「物語の完結」(山崎ナオコーラ) 「青い森、黒い森」(村田喜代子) 「「冒険」について―ペドロ・コスタ試論」(蓮實重彦) 「反復する小説『ダンシング・ヴァニティ』再考」(筒井康隆) すばる 「ヤンヌ・レーセン」(日和聡子) 「寒九の滴」(青山真治) 世界PENフォーラム「災害と文化」より 「「意志の行為としての楽観主義」に向けて」(大江健三郎) 「少年口伝隊一九四五」(井上ひさし) 文芸漫談「デュラス『愛人ラマン』を読む」(奥泉光×いとうせいこう) 『文藝 2008年夏季号 特集:作家ファイル1998〜2008』 『早稲田文学1』 『海を失った男』(シオドア・スタージョン) で、今月買ったのは結局『文藝』と『早稲田文学』。 『文藝』は「古川日出男から川上未映子まで133人を完全ガイド」という、涙が出そうなくらい素晴らしい企画。俺が小説を本格的に読み出したのが1998年(高校2年)なので、ホントたまらん。 ところで川上未映子の露出が止まらないね。今週のAERAの表紙まで務めて。