竹内一郎『人は見た目が9割』

刺激的なタイトルだが、要するにノンバーバル・コミュニケーションが他者に与える影響は物凄く大きい、という内容。著者はマンガの原作や舞台の演出が本業らしく、具体例としてマンガの表現方法や舞台の演出方法が提示されている。非常にわかりやすいので、ノンバーバル・コミュニケーションの入門書としては最適ですな。大学でコミュニケーションについて学んだ俺としては物足りなかったので、巻末の参考文献を読み進めていきたいところ。
最も印象に残ったのは第3章「女の嘘が見破れない理由」に書かれていた以下の文章。

男は嘘をついた時、目をそらす。やましい気持ちが目に表れる。
ところが女が嘘をついた時は、相手をじっと見つめて取り繕おうとする。

覚えておこう。

人は見た目が9割 (新潮新書)

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