自分嫌いな中学生

「自分嫌い」な子供たち 中学生の半数以上 心の意識調査

中学生の半数以上が「自分が好きではない」ととらえ、小中学生の七割近くが疲労感を、さらに五割近くが「自分はいつかキレるかもしれない」と感じていることが、民間の教育研究団体「麻布台学校教育研究所」(原崎茂所長)が実施した「今子供たちの心の中では」と題した小中学生の意識調査で十七日分かった。(産経新聞

ちょいと細かく見ると
自分が好きではない…小学生 男子23%、女子31%
              中学生 男子50%、女子63%
疲れると思うことがある…小学生 男子67%、女子70%
                中学生 男子66%、女子は87%
自分はいつかキレてしまうかもと思ったことがある…
               小学生 男子50%、女子が54%
                中学生 男子36%、女子が54%
これは「現代の子供特有」ってわけでもない気がするけどな。まあ比較対象がないので、何とも言いようがないのだけれど。私も小中学生の頃に「自分が好き」って思ったことは全くなかったし、それはつい最近まで続いていた気がするし、今でもそういう感覚は残ってると思う。それは「今の自分は好きじゃない」という感覚で、「今の自分は好きじゃないけど、本当はもっと自分を好きになりたい」という願望が潜んでいて、だからこそ好きな自分になれるように努力するわけだ。今の自分を受け入れられないからこそ、向上心が芽生える。
この研究所は

子供が自己肯定感をはぐくむうえで(1)将来への夢や目標、希望をもてるか(2)自分の長所への自覚があるか(3)自分の存在が他人のために役立っていること−の三つが大きな要素となる

と分析している。なぜ部活動があるのかというと、実はこの(3)を植えつけるためじゃないかな。