弁護士の青田買い

弁護士の青田買い過熱 東京の大規模法律事務所

東京の大規模な法律事務所で、司法試験合格者の青田買いが激しさを増している。企業再生など大型案件が増加し、優秀な若手を多く確保しないとこなせないといい「早く動かないと人材を奪われる」との危機感が採用活動を過熱させている。(共同通信

司法試験の合格発表が10月にあり、翌年4月から1年6ヶ月の司法修習があります。日弁連は修習開始から半年間は勧誘しないように要請していますが、実際は修習開始までが採用活動のピークだそうです。ある弁護士事務所の担当者は、「早まったのはここ1、2年。いいとは思わないが、よそがやるならうちも」と言ってます。
バブル期の大学生の就職活動も、こんな感じだったんですよね。就職協定で「採用試験は9月」と決まっていたのに、幾つかの企業は「青田買い」、つまり就職協定解禁以前の採用活動を行って、多くの企業がそれに追随、協定は有名無実化し、結局1997年に廃止になったわけです。