都知事のテロ対策

慎太郎吠えた!!「憲法無視してでもテロ潰す」ZAKZAK
何をするつもりかと思えば、「天然痘の病原菌が散布されたことを想定してシミュレーションをやったら、既存の法律は全部役に立たなかった」ということだそうです。

「人権なんてものを偏重すれば、天然痘は潜伏期間が非常に長いから、特定の電車に乗った人の人名を発表するな、なんてことになると、どんどん蔓延(まんえん)する。だから、場合によっては憲法の基本条項を無視して、情報は徹底して知らせる。人身も拘束するというようなことをしないと。爆発の場合は瞬間にして終わってしまうことだから、未然に防ぐのは非常に難しいと思う」

報道2001」に都知事長野県知事が出演していました。一橋大出身の作家知事コンビです。その時にこの件に関しても補足説明してました。天然痘は根絶されて、その細菌を持っているのは米ロだけだから、蔓延すれば非常に恐ろしいことになる、と言ってたかな。うろ覚え…
思うに「人権なんてものを偏重すれば」という言い方に問題がある。まぁ、その過激な物言いが受けているのかもしれないが、そんな風に言えば強い反発だって起こり得るのに。今回のことも、シミュレーションで既存の法律が役に立たないと分かったら、都が独自に条例でも作りゃいいんだよ。そしてマスコミや専門家が「ここはけしからん」「ここは変えたほうがいい」などバシバシ叩く。そうやって練り上げればいい。

会見では作家らしい世界観も飛び出した。近未来の世界的な文明対立を描いたハーバード大のサミュエル・ハンチントン教授による大著『文明の衝突』を引き合いに出し、こう話した。
「ヨーロッパは、中近東を含めてアフリカでも勝手なことをしてきた。日本だって、いろんな非難の対象にアジアでなっていると思う。戦争の後に日本がカバーしてきたアジアは、経済的にもどんどん繁栄してきたし、非常に大きな潜在能力を示してきた(後略)」

こ、こ、これが作家らしい世界観…