ミシュラン勢がボイコット

14台がボイコット、異例レースに=優勝はM・シューマッハー−F1米国GP

自動車レースのF1世界選手権第9戦、米国グランプリ(GP)は19日、米インディアナ州インディアナポリスインディアナポリス・モータースピードウエー(1周4・192キロ)で決勝(73周)が行われたが、タイヤをめぐる問題からミシュラン社のタイヤを使用する7チームの14台が出走をボイコットし、6台のみで争われる異例のレースとなった。(時事通信

このレースはテレビで見ていたんですが、本当に異様な光景でした。コース上に6台しかいない寂しさ、虚しさ。観客から浴びせられるブーイングと、コース上に投げ込まれるペットボトル。8年ほどF1を見続けてきましたが、こんなにしらけたレースは初めてでした。
今回ミシュランが用意したタイヤでインディアナポリスオーバルコースを10周以上走ると、タイヤの安全が保障できなかったそうです。そのためミシュランユーザーは、タイヤの交換かシケインを作ることを求めたのですが、FIAはそれを却下。ミシュランユーザー7チーム14台はフォーメーションラップ後に続々とピットに入り、レースを放棄しました。
近ごろのF1はおかしいですよね。レギュレーションが毎年大幅に変わってしまうので、見ている方は戸惑ってしまいます。エンジン使用に厳しい制限が設けられ、レース中のタイヤ交換まで認められなくなり、FIAはドライバーの安全を本当に考えているのかと首を捻りますよ。