鞄が重かった
新刊で
『ユリイカ 2005年7月号 特集:この小劇場を見よ』
『偽満州国論』(武田徹)
演劇に関心を向けようと思っていたので、今月号の『ユリイカ』はナイスタイミングです。『偽満州国論』は以前から読みたかった本で、文庫になったので買いました。『現代思想 特集:イメージ発生の科学』は我慢。
会社からいただいてきました。
『幽霊たち』(ポール・オースター)
『猫の息子』(花村萬月)
『ユダヤ戦記1』(フラウィウス・ヨセフス)
『探偵はひとりぼっち』(東直己)
『文人悪食』(嵐山光三郎)
『スパイダー・ワールド―神秘のデルタ』(コリン・ウィルソン)
『絵具屋の女房』(丸谷才一)
『坂の上の雲』5巻・7巻(司馬遼太郎)
『永遠に去りぬ』(ロバート・ゴダード)
『チグリスとユーフラテス 下』(新井素子)
『東亰異聞』(小野不由美)
『陰陽師 生成り姫』(夢枕獏)
ジゴロウ出演終了?
TVKの人気番組『sakusaku』から、ジゴロウが消えてしまうそうです。4月に木村カエラのライブに行ってからたまに見ていたので、ショックですね。ジゴロウのいない『sakusaku』なんて…
ジゴロウの作者の方のブログには、以下のように書いてありました。
Dice-k-express の愛鯖:ファンの皆様へ
結局、何の知識もないまま 上の人間が
著作者との契約を拒み続け
次から次へと他企業と契約をし
法的につじつまが合わなくなったので
個人を潰そうといったむちゃな働きをしたからです。
権利関係のトラブルですか。一番嫌な流れですね。ジゴロウを愛する原作者、現場、視聴者が無視されたと言えましょうか。
丸山弁護士が走る
日テレ系「行列のできる法律相談所」(日曜・後9時)に出演する丸山和也弁護士(59)が同局「24時間テレビ28 愛は地球を救う」(8月27日・後6時30分)のチャリティーマラソンランナーを務めることが26日、発表された。59歳での挑戦は史上最年長となる。(スポーツ報知)
59歳で100キロ走るんですか!?無謀と言うか…弁護士資格を持つタレント、という感じですね。「学生時代に柔道をやっていて心臓の方には自信があります」と話していますが、学生時代って40年前でしょ。まぁ、最近は誰が走っても新鮮味に欠けてましたからね。と言うより、10年近くこの番組を見てないわ。
インド洋大津波から半年
インド洋一帯を大津波が襲ってから二十六日で半年たった。大津波の特徴の一つは、成人男性より体力的に弱い女性や子供たちに犠牲が集中した点だ。犠牲者の八割が女性で占められた村もあり、後に残ったのは、男女間バランスが大きく崩れ住民のほとんどが成人男性といういびつな地域社会構造だった。数少ない女性に対するセクハラ、結婚の強要などの被害も報告されている。(産経新聞)
なるほど。女性が減って男女間のバランスが崩れているのか。言葉は悪いかもしれませんが、女性の希少価値が高まっているんですね。少数の女性を、大多数の男性が狙う。サークルなどのコミュニティで起こっていたことが、村レベルで起きているわけですね。対策って何かあるのかな。注目していきたいです。
ダルビッシュ対松坂
○日本ハム4―2西武●
日本ハムは同点の七回2死満塁から、西武・松坂の連続押し出し四死球で勝ち越しの2点を挙げた。日本ハムの新人ダルビッシュは7回2失点と好投。松坂に投げ勝って、先発で2戦2勝。(毎日新聞)
軍配はダルビッシュに上がりました。スカパーで中継していたんですけど、この2ヶ月というものチューナーの調子が悪くて全く映らないんですよ。そのせいで映画も見れないんだよな…
ダルビッシュがすごいのは当然なんですが、松坂がなぁ…連続押し出し四死球って何だよ。これで5勝9敗。防御率はパ・リーグ3位なのに。
追記:こういう事でした。
松坂 ワースト9敗目にキレた
「誰も言わないから言います。今に始まったことじゃないですけど、球際に弱い選手が多いし、1つのプレーが軽すぎる。相手の守備を見て何も感じないということはない。自分も含めてワンプレーに気持ちを入れていかないと」。(スポーツニッポン)
チームの失策数は54個でリーグワースト。西武の野手陣は若手が多いからね。
守備が乱れた試合は、見ていて気持ちがよくないですよ。強いチームって、やはり守備と走塁の意識が強いところだよね。
「脳の中の欲望」
月に一度朝日新聞の夕刊に掲載される島田雅彦の文芸時評。今回は茂木健一郎「脳のなかの欲望」、金原ひとみ「AMEBIC」、山田詠美『風味絶佳』を取り上げている。自分の脳の中にある曖昧な欲望・感情・質感を、言葉によって精緻に他者に伝えることについて書かれている。気になった箇所を引用してみる。
大衆が求める欲望には二種類あって、一つは自分たちの身近な世界を説明してくれるものへの欲望。もう一つは日常からかけ離れた、未知の世界を覗き見したいという欲望。
私自身に引き付けて考えると、まさにピッタリ当てはまる気がする。本を読むのも映画を観るのも、この二種類の欲望を満たすためという側面がある。もう一つ付け加えるとすれば、自分が説明したいと言う欲望もある。表現衝動と言うのか、自己顕示欲というのか。故にこのようなブログを公開するに至るわけだ。
金原ひとみの「AMEBIC」は、脳に浮かぶ過剰な想念を言葉にして吐き出し続ける小説らしい。確か彼女の第2作『アッシュベイビー』もそのような作品だったと思うが、どこかに埋もれて見つからない…金原ひとみに対して、島田氏はこのように書いている。
君はこのまま笙野頼子か、ゴンブローヴィッチばりの妄想人生をひた走るつもりか?
〜中略〜
一人称小説にこの先はない。今後、金原ひとみは他人の脳味噌に何処まで肉薄できるかを試みるべきだろう。
金原ひとみはこの声に応えてくれるかな。